セバスチャン・ナイトの真実の生涯

ロシア生まれの天才的な英国作家(セバスチャン・ナイト)が36歳で夭逝し、異母弟(V)が伝記を書こうと、生前に親交のあった人々を訪ねて廻る。とりたてて新発見はないまま、36年の生涯を回想して終わり。
あとがきによれば、文学的仕掛けとか言葉遊びとかが散りばめられているらしいが(例えば、登場人物の名前PalchinとPalichがアナグラムであるとか)、この本の良さは原書で読まないとわからないのかも。