インテリジェント・デザイン論

インテリジェント・デザインとは、知性ある設計者によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする説。しばしば、IDと略される。

聖書信仰を基盤にする宗教的な論説の創造科学から宗教的な表現をなくして一般社会や学校教育など、広く受け入れられるようにしたもので、近年のアメリカで始まった。宗教色を抑えるために、宇宙や生命をデザインし創造した存在を「神」ではなく「偉大なる知性」と記述することが特徴である。これにより、非キリスト教徒に対するアピールを可能とする。また宗教色を薄めることで、政教分離原則を回避しやすくなる。(公教育への浸透など)

科学者が創造説を「非科学的だ」と攻撃するのはおかしい。そもそも「諸学問は哲学のしもべ」である。哲学の一サブジャンルとして科学(や文学やその他諸々)は存在するに過ぎないのだから、非科学的だと主張するのは自らの守備範囲の狭さをことさらに喧伝するだけの行為に他ならない。
検証可能性のない理論は守備範囲外であるとして静観するのが科学者の態度としては筋が通っている。