津軽/太宰治

津軽 (岩波文庫)

津軽 (岩波文庫)

太宰による故郷・津軽半島旅行記。行く先々で酒ばかり飲んでいる。太宰の蟹好きが判明。
最終章で乳母の「たけ」とおよそ30年ぶりに再会する。感動の再会シーンで物語も最高のクライマックスを迎える!...かと思いきや、淡々とした記述にとどまり、唐突に作品自体も終わる。それがまたクール。
wikipaediaによると本作は押切もえの愛読書らしいが、選択が渋い。
青空文庫