星から来た男


チョン・ジヒョンちゃんの最新作(韓国では1月公開)が「韓流シネマフェスティバル2008」でようやく日本上陸。原題「スーパーマンだった男」から察するに軽いラブコメかと思ったら、豈図らんや、感動のヒューマンドラマだった。
自分のことをスーパーマンだと思い込んでいる男(奈良美智似)とTVディレクターのジヒョンちゃんが出会い、日々世直しに励む彼の姿を収めたドキュメンタリーを製作する。そのうち彼のその病的な思い込みの背後には、幼い頃に亡くした父と交通事故で亡くした娘とに対する罪悪感が存在することが判明。まるで「夜回り先生」のよう。結局、自分の身を犠牲にしてまで人助けをした彼は亡くなってしまう。臓器提供の意志を表明しつつ。