リサ・ランドール異次元は存在する

NHK未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する

NHK未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する

我々の暮らすこの世界は4次元(縦・横・高さ・時間)だけど、5次元(またはそれ以上)の世界が存在する、という主張。
過去は個々人の記憶にすぎず、未来は完全なる不確実性であり、ただあるのは素粒子がランダムに運動し続ける「今」このときのみである。そんな哲学的思考の結論として「『時間』は存在しない」と考えると、タイムトラベル論はもとより、過去から未来へと一直線に連なる時の流れを能天気に措定する理論物理学者の余剰次元論は、言語遊戯としては素晴らしいけど、スタート地点からそもそも躓いてるような気がする。でも、世界の頭脳がまさかそんなことに気づいていないはずもなく、余剰次元論と理系の人の頭の中は結局よくわからない。