ミスター・ミー/アンドルー・クルミー

ミスター・ミー (海外文学セレクション)

ミスター・ミー (海外文学セレクション)

登場人物が皆ボケまくりで、傍目に会話は成立してるが噛み合ってない。アンジャッシュのコントのよう。
時系列に沿って並び替えると、

  • 18世紀を舞台としたフェラン&ミナールとルソーの話。
  • 1914年を舞台としたミスター・ミー(Ⅰ)(ミナールの玄孫=書痴老人の父親)とプルーストの話。
  • 現代を舞台とした『フェランとミナール』の著者・ペトリ博士の話。
  • 2000年を舞台とした86歳の書痴老人ミスター・ミー(Ⅱ)の話。

入れ子構造で語られる。もう一度読まないと本当の面白さはわからないっぽい。
「トム・ストッパードやマイケル・フレインのファンにおススメ」などと書かれた書評が帯に引用されている。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

コペンハーゲン (劇書房BEST PLAY SERIES)

コペンハーゲン (劇書房BEST PLAY SERIES)