猟奇的な彼女/クァク・ジェヨン監督

伏線と回収のセットが山盛りの脚本がすばらしい。
ストーリーを時系列的に再構成。実際の映画では8.と10.から始まり10.で終わる。

  1. 高校生の「彼女」(名前は不明)と恋人(キョヌの叔母の息子i.e.キョヌのいとこ)との楽しい日々が続く。
  2. 突然、恋人が死亡。
  3. キョヌの叔母が傷心の「彼女」とキョヌとのお見合いを度々提案して来るも無視。
  4. 一周忌に恋人の実家で「忍ぶ会」が行われる。キョヌも呼ばれるがやっぱり無視。参加した「彼女」は泥酔し、帰宅途中の地下鉄駅で偶然出会ったキョヌに介抱される。
  5. 恋人を忘れるために結果的にキョヌを振り回してしまう「彼女」と、彼女の傷心を癒そうとすべてを受け入れるキョヌとの奇妙な関係が少なくとも100日以上続く。
  6. やっぱり恋人を忘れられない「彼女」が、2年後の再会を約束してキョヌに別れを告げる。
  7. 「彼女」はイギリスに留学(1年半)。キョヌは彼女との日々を『猟奇的な彼女』として執筆し、映画化もされる。
  8. 2年後にキョヌは約束の場所へ訪れるが「彼女」は来ない。
  9. さらに1年後、「彼女」が約束の場所へやってくる。キョヌとの再会を決心するも、連絡手段がすべて絶たれており断念。
  10. 念願叶って叔母がキョヌと「彼女」とのお見合いを実現させる。