マイケル・ジャクソン“King of Pop”の軌跡@NHK総合

1987年に作られた「BAD」のプロモーション・ビデオ・ノーカット版(17分)を初めて観た。マーティン・スコセッシ監督なのに、ストーリーがまるっきりコントでびっくり。
元不良のマイケルも現在は高校生になり、地元を離れてハイソな高校に通っている。帰省して昔の友達(当時25歳のウェズリー・スナイプス)と再会したものの、「あらあら、すっかりフニャフニャのお坊ちゃんですこと」と馬鹿にされてしまう。するとマイケルは突然、鋲打ち革ジャンに身を包んだ「バッドマン」に変身し、バックダンサーを従えて新曲を1曲披露。曲が終わってもマイケルの怒りは収まらないらしく、駄目押しのアカペラで「誰がお坊ちゃんやねん!言うてみ」と凄んだところ、ウェズリーが「負けたよ。マイケルは昔どおりのワルだなぁー」と言っておしまい。
なんでこんな脚本が通ってしまうのか。長渕剛の映画を彷彿とさせる。