マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語/アート・スピーゲルマン

アウシュビッツを生き延びた父親に漫画家の息子がインタビュー。『ゴーマニズム宣言』のようにインタビューの過程自体をも作品中に取り込んでいて、異常に吝嗇だったり黒人に対する差別を隠さない父親の嫌な面もそのまま描かれている。
柴田元幸による作者へのインタビューが本になっていた。