マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語/アート・スピーゲルマン
マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語postedat 2010.7.14マウスII アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語postedat 2010.7.14
アウシュビッツを生き延びた父親に漫画家の息子がインタビュー。『ゴーマニズム宣言』のようにインタビューの過程自体をも作品中に取り込んでいて、異常に吝嗇だったり黒人に対する差別を隠さない父親の嫌な面もそのまま描かれている。
柴田元幸による作者へのインタビューが本になっていた。
ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たちpostedat 2010.7.15ポール・オースター,村上春樹,カズオ・イシグロ,リチャード・パワーズ,レベッカ・ブラウン,スチュアート・ダイベック,シリ・ハストヴェット,アート・スピーゲルマン,T・R・ピアソン,柴田 元幸
アルク
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容疑者Xの献身/東野圭吾
ベストセラーになる本だけあって、やっぱり最後に仕掛けがあった。
グ、ア、ム/本谷有希子
母と長女と次女とでグアム旅行。最初から最後まで家族の嫌な面ばかり描かれていてそれはそれは見事。
表紙の『春』(ボッティチェッリ)は細川真希。
血と暴力の国/コーマック・マッカーシー(著)黒原敏行(訳)
コーエン兄弟による映画化は原作にかなり忠実だったということがわかった。
訳者による解説で、自作に関する翻訳者からの質問を無視するコーマック・マッカーシーの姿が披露されていた。短い解説文にも関わらず2回も触れられているところを鑑みるに、著者は相当めんどくさい人なのかも。