金融恐慌とユダヤ・キリスト教/島田裕巳

金融恐慌とユダヤ・キリスト教 (文春新書)
島田 裕巳
文藝春秋
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島田先生は素直すぎるのか(いい人っぽいお顔)、オウムの失敗に懲りずに、今度は経済学者(水野和夫氏や小幡績氏など)に感化されて経済について語ってしまった。
「100年に1度」と言われる今回の金融危機は、キリスト教的思考によるバイアス(黙示録や最後の審判をすぐに想定してしまう)がかかった大げさな反応に過ぎず、現に株価等も持ち直してきているではないか、とのこと。サブプライム問題がバブルであることも当時から認識していたらしい。
そんな床屋談義な本。