重要野菜緊急需給調整事業

今年は白菜が廃棄されたようだ。過去には北見の玉葱もよく潰されてる。

・事業の目的
特に需給の安定を図る必要のある野菜について、価格変動に対処するための緊急需給調整を実施することにより、価格の安定を図る。

キャベツ・大根・玉葱・白菜は、どういうわけだか野菜の中でも別格らしい(人参は?)。要は、補助金行政による野菜生産者の既得権益。どうりで、今年はサンマが獲れすぎたから廃棄しました、とか聞かないと思った。
やまけん氏が月並みな提言をしているけど、

消費者ができる、産地廃棄をなくすための方法が、一つある。 それは誰にでも可能なことだ。
それは、、、
白菜や大根等、豊作になっているものを、いつもなら一つ買うところを2つ買うこと。

値段が安くなっていたら、そんなこと言われなくたって消費者はたくさん購入する。問題は、本調整事業のせいで「豊作になっているもの」に通常の値段がついてしまい、「豊作になっているもの」かどうかがわからなくなってしまう点にある。
廃棄をなくすための方法は、需給調整事業を廃止して価格を下げること、結局のところそれしかない。そしたら、漬物業者は例年の2倍の量の漬け込みを検討するかもしれないし、居酒屋チェーンは白菜フェアを開催するかもしれない。
個人のモラルに訴えたって実効性は薄い。要は、いかにインセンティブを発動させるかにかかっている。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/12/post_944.html